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彼の寝台のしたで腐敗して | PNU日記

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彼の寝台のしたで腐敗して
続・粕谷栄市詩集を読んだ。

私が初めて粕谷栄市の作品を読んだのは、中学生のとき、国語の問題集の1ページであったと思う。

たった一篇だけだというのに、一読して強烈な世界に惹き付けられた私は、生徒手帳に詩人の名と、「感傷旅行」という詩のタイトル、収録されている詩集の名「悪霊」を書き留めた。

私は絵を描くのが趣味であったから、「感傷旅行」の一部分、【花のような死体を梁に吊す】男の物語を、勝手にイメージして三ページほどのマンガにしていたりした。
同人活動が萌える対象ゆえに行われるように、十代の私の萌えは、粕谷栄市の詩だったのである。

しかし、私の若い時代は些末なことに忙しすぎて、「悪霊」を手に取る機会のないまま、不惑目前になってしまった。

今、思い立って図書館に粕谷栄市の本を探すと、我が町の蔵書にはあらず、遠い図書館から取り寄せとなった。
購入したいのはやまやまだが、多くは品切れであり、中古は二倍以上の価格になっているので、せめて読むことができればと、借りてきた次第である。

この文章のタイトルは、借りてきた詩集にあった【伴侶】という詩の一節だ。

悲劇でしかない事象が、気のもちよう一つでいかようにも変幻することを説いているようで、だが、やはり悲劇性は色濃くて、だからこそ素晴らしく、すさまじくて。

【続】から詩集を読んだが、【続】以外の最初の作品を収めた作品集は、書店での取り扱いがなく、誠に残念だ。

もっと若い時に、入手しておけば…と、後悔したが、過去に手に入れていたとしても、私は二十代後半で一度逃散したから、今手元にない事実は変わらないか。

闇を飼い慣らすのに苦労しているような、リア充じゃない人に強烈におすすめ。

粕谷栄市詩集(続)

粕谷栄市詩集(続)
価格:1,223円(税込、送料別)


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