サーチエンジン
【実話】夢でなければ困る。 | PNU日記

PNU日記

愛夫JIMMY君とのゆかいな日常ニッキ。
<< [Live]夫がプロの前座に?! | TOP | [Live]ツダイーン@山梨ハンガーホール >>
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| - | - | -
【実話】夢でなければ困る。
rps20140507_145816.jpg

昨晩のことである。

毎回律儀にきっちり30分続く狭心症発作の後、虚脱状態に陥った私は寝室で横になっていた。
音楽を愛する夫はライブの打ち合わせに出かけ、家には私一人となった。

電気を消して横になり、休む。
みぞおちから顎までを覆う心臓発作の名残りの鈍痛が、ようやく引き始めたころだった。
さやさやと、ほおの産毛がそよぐではないか。

真っ暗闇の中、風が吹いている。
なぜだ。
今、この家の窓は全て閉まっているはず。

怖いので、目を開く気がしない。
瞳を閉じたまま、部屋の中を風が反時計まわりにぐるぐるまわっているのを感じる。
ありえない、これは夢だ、夢だと思おうと努力していると、体が、ふ、と軽くなった。

直後、ぼすっと落ちて来る掛け布団。
何者かが、私から布団をはいで上から投げ落としたら、このようになるだろうか。

頑なに目を閉じていると、もう二回、布団が持ち上げられ、そして投げ落とされた。
少しだけ開けてあったふすまの向こうが明るくなる。
居間の電気を付けたものがいるのだ。

「だいじょうぶ?」

居間にいる者に話しかけられた。
さっき怖いことが―、と返事をしようとして、気付いた。

夫の声によく似ているが、彼はライブの打ち合わせに出かけたため、三時間は帰ってこないはずである。
私が〈すぅすぅ〉と嘘の寝息をたててまで寝たふりをしていると、もう一度、それは問うた。

「だいじょうぶ??」

私は返事をしない。
寝たふりを貫いて、返事をする気はない。

すると、居間の電気がパチパチと激しく点滅した。
隣の部屋が明るいか暗いかは、目を閉じていてもわかる。

「だ い じょ う ぶ???」

返事をしないでいると居間の電気が消された。
いつしか風はパタリと止み、隣室の電気が再び点くことはなかった。

恐怖から、私は半ば失神するように眠った。

23時ころ夫が帰宅したが、中途で私の様子を見に戻った―なんてことは、全くしなかったそうである。

21:27 | ■怪奇幻想夢日記 | comments(0) | -
スポンサーサイト
21:27 | - | - | -
コメント
コメントする











Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...